ガミースマイルを放置するとどうなる?考えられるリスク

唾液の自浄作用が低下して虫歯や歯周病のリスクが増える

ガミースマイルは通常よりも歯ぐき露出しやすいほか、口呼吸になる方が多いと言われています。そのため、口内が乾燥しやすいことから唾液の自浄作用が低下し、むし歯や歯周病になりやすい点がガミースマイルのリスクです。

唾液は抗菌作用や自浄作用があるため、口内の乾燥はむし歯や歯周病になりやすい環境。特に、歯周病は悪化すると糖尿病や心臓病など全身の疾患リスクも高まるため、ガミースマイルの放置は危険と言えるでしょう。

食べかすが残りやすく口臭が発生しやすい

ガミースマイルは口呼吸になりやすいほか歯ぐきの露出が多いため、口内が乾燥しやすく唾液の作用効果が期待できません。唾液には細菌や食べかすを流してくれる作用もあるため、唾液が減ると食べかすが残り細菌も増殖するので口臭の原因となります。

ガミースマイルが原因で口臭が気になる場合は、ガミースマイルの治療を早めにすることが大事。口臭を放置しておくと細菌がどんどん増殖してむし歯や歯周病になるリスクも高まります。

不正咬合を併発するケースが多く歯磨きがしにくい

ガミースマイルの原因が歯並びや骨格の場合、不正咬合を併発しやすいと言われています。不正咬合は受け口や出っ歯など様々な症状がありますが、いずれにしても歯並びが悪い状態を指すため、ガミースマイルを放置すると歯並びにも影響するということです。

歯並びが悪くなると隅々まで歯ブラシが届かなくなるなど、歯磨きのしにくさを感じます。歯磨きがしにくいということは汚れがしっかり落ちないことにも繋がるため、むし歯や歯周病のリスクも高まるでしょう。

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